2025/08/15
【偉人レポート】前田慶次「戦ってやつは負け戦こそおもしろいのよ!!」

クールペイです!
戦国時代の傾奇者として有名な前田慶次。
自由奔放な傾奇者として知られながら、強い信念のある彼の生き方には感銘を受ける人も多いように思います。
今日は、彼の名言と共に、今を生き抜くために活かせるヒントを探していきたいと思います。
前田慶次ってこんな人
前田慶次は戦国時代の武将であり、自らを傾奇者と名乗る破天荒な人物。
もともとは、名家 前田利家の養子だったが自由奔放過ぎて前田家を飛び出すことになる。
ちなみに、出奔の際には前田利家が所有していた名馬「松風」を拝借して颯爽と飛び出していったとのこと。
もはや出奔すらも傾奇者っぷりを大いに発揮してますね(笑
その後、上杉景勝に使え、関ケ原の戦いや長谷堂の戦いで大活躍!!
普段は、周囲がビックリするような破天荒さを見せると思いきや、やる時はやるというギャップが最高にかっこいい✨️
また、破天荒な一面とは裏腹に、教養が高く「前田慶次道中日記」には知性溢れる連歌や和歌が記されています。
これまた、ギャップ萌え必至ですね!!
このように、前田慶次は様々な一面がある多面性ある人物に思えますが、彼を強烈に突き動かしたのは実はたった一つ「周囲の評価や常識ではなく自分の信念を信じたこと」であったと思います。
「自分らしく生きること」の究極系。
それが前田慶次という男だったのではないでしょうか?
「戦ってやつは負け戦こそおもしろいのよ!!」
これは、前田慶次の名言のなかで、私が最も好きな言葉です。
この言葉は圧倒的に不利な戦況で放たれました。
圧倒的に不利で勝ち目なんて殆どない⋯そんな状況で彼は活き活きとしながら「戦ってやつは負け戦こそおもしろいのよ!!」というんです。
狂ってると思う人もいることでしょう。
だって、戦国時代ですから多くの場合は負ければ死んじゃうんですから。
それでも、それに直面してもなお、前田慶次は「負け戦こそおもしろい」というんです。
私なりにこの言葉を解釈するならば、まず彼は勝ち負けを重要視していなかった。
むしろ、どうでも良かったのではないかとさえ思う。
勝ち負けは所詮、誰かが決めた価値観でしかない。
それよりも、自分のうちにある信念を大事にする。
それが、前田慶次なのだと思います。
追い込まれた状況で自分を貫くことができるかどうかは窮地に立たされなければ証明できません。
彼は、圧倒的な窮地のなかで、それでも自分は信念をもって戦えるという確信を持てたからこそ、きっと嬉しさを感じたんじゃないかと思います。
「よかった。これほどに追い込まれても自分は自分であり続けることができている」それは、慶次にとって、とても嬉しいことだったのだろう⋯と私は思っています。
会社経営していると、苦しい状況に置かれることもあります。
経営状況が悪くなるとそれを恥じる人もいることでしょう。
そして、そのような状況を罵ってくる人もいるかも知れません。
しかし、そんな時は前田慶次の生き方を思い出して欲しいです。
信念をもって戦うことは勝ち負けを超越します。
自分自身の信念で戦う姿は、勝ち負けに関わらずかっこいいです。
誇りを持っていいんです。
前田慶次の名言の数々。
前田慶次は他にも色々な名言を残しています。
いくつか、私が好きなものを紹介させてください。
「口舌の刃で人を斬るとはなんともやりきれん 今この者どもを笑った者すべてと喧嘩いたす!!」
京都の街で、貧しい者や弱者を嘲笑う者たちを見た前田慶次が放った言葉です。
常に自分軸があるからこそ、周囲に流されず悪いものを悪いと言える⋯かっこいいです。
「囚われた心とは自由な心にはかなわんな。」
地位や名誉に縛られていては、時として自分を通せなくなるということを慶事は知っていたのだと思います。自分が信じるものだけを指標にして進むこと。
これが彼の考えるもっとも強い心であったのだと思います。
「死んだと思うてみろ 死人は自由だぞ 何のしがらみもありゃしない…すべてを捨て雲のように生きてみるがいいさ…。」
地位や名誉に縛られては自分でなくなる⋯というのと同じく、死への恐怖に縛られても自分ではなくなってしまうという意味だと捉えています。どんな状況でも、死の恐怖にさえも縛られない自由な心。
自分が信じるものだけを信じて進む強さ。見習いたいです。
「いくさ人にとって退軍の殿を務めるのはこの上なき栄誉 手出しは無用!!」
殿っていうのは暴走族でいえばケツモチ。最もリスクが高いポジション。
普通ならばやりたがらないでしょうけど前田慶次はそれを誇らしく引き受ける。
命を落とす恐怖さえも超越した彼だからこそ、純粋に武人としてあるべき姿を選んだのだと思います。
「生きる自由もあれば死ぬ自由もあるさ ただおれはいくさ人 ここで引けばおれではなくなる。」
この言葉は読んだだけで涙が滲んでしまいます。
生きることなんかよりも武人として最後まで突き通すことが彼の誇りなのだという強い意志が感じられる言葉です。
「ここで引けばおれでななくなる」⋯真の死の恐怖が間近に迫っていても自分の価値観で突き進める強さは本当に芸術級に美しいと思います。
常に自分で在り続けること。
どんな恐怖にも負けずに信念を貫くこと。
きっと、誰もがそんな自分を理想と考えていることと思います。
しかし、自分が本当にそれを突き通せる人間であるかどうかは窮地に立たされなければ証明できない。
私は、前田慶次の中に少しだけ繊細な部分を感じることがあります。
それは、あまりにも「自分の信念」を大切に考えていたからこそ、本当に窮地に立ったとき、自分自身が理想と考える自分でいることができるかどうか、少しだけ不安に感じていたんじゃないかと思う節があります。
だからこそ、危機的状況が迫ってきたとき、奮い立つことができた自分に対して誇らしくて嬉しくて仕方なかったんじゃないかと思っています。
それは「信念を突き通せる自分」を証明できたことへの安堵⋯ともいえます。
今の世の中では、経営者は武人に近い立場に思えます。
どんな成功している経営者でも、イザという時に自分の信念を突き通せるかどうかは、「イザ」というときに直面しなければ証明できません。
ある意味で、危機的な状況に直面することができることはありがたいことなのかもしれません。
そして、そのような状況下でも信念をもって進むことができたならば立派な武人であると思います。
どんな時も誇らしく在りたい⋯そんな風に思う今日でした♪
私も前田慶次のように自分の信念を持って頑張ります!!



