2025/08/26
日本がアフリカの故郷に!?アフリカホームタウン認定ってなに?
クールペイです!
今日はここ数日で話題集中している「アフリカホームタウン認定」について。
国際情勢に詳しくない私が、色々調べながら書いているのでもしかすると説明が不十分な箇所があるかもしれないのですが、私なりに頑張って調べてみたので是非ともご一読ください。
そして、もしも間違えているところあったらご指摘くださいm(_ _)m
そもそも、アフリカホームタウン認定ってなんなの?
「JICAアフリカホームタウン」は、2025年8月21日の第9回アフリカ開発会議(TICAD9)で、日本国際協力機構(JICA)が発表しました。
この内容は、日本とアフリカが交流を深めていくという目的のもとで「日本の4つの地方都市」を、「アフリカの4つの国」のホームタウン(故郷)として指定するものです。
「姉妹都市」とかは良く聞くけど、「ホームタウン」という紐付け方は私が知る限り初めて聞くのでやはりどんな内容なのかが気になります…。
今回の「JICAアフリカホームタウン」では、それぞれ、下記のように紐づけられることとなりました。
山形県長井市がタンザニアのホームタウンに。
千葉県木更津市がナイジェリアのホームタウンに。
新潟県三条市がガーナのホームタウンに。
愛媛県今治市がモザンビークのホームタウンに。
千葉県木更津市がナイジェリアのホームタウンに。
新潟県三条市がガーナのホームタウンに。
愛媛県今治市がモザンビークのホームタウンに。
日本側は治安悪化に懸念の声が多数
今回、JICAアフリカホームタウン構想で選ばれたアフリカ4カ国の犯罪率は、日本に比べると圧倒的に高いため、今回のプログラムによって、ホームタウンとして選ばれた地方都市の治安が悪化するのではないかという懸念の声が多いみたいなので実際に調べてみた。
…結果。
やっぱり日本って安全な国なんだね…。
各国の犯罪率の比較
国名 | 犯罪率 | 故郷とされる都市 |
日本 | 22.7 | |
タンザニア | 53.4 | 山形県長井市 |
ナイジェリア | 66.1 | 千葉県木更津市 |
ガーナ | 45.8 | 新潟県三条市 |
モザンビーク | 61.0 | 愛媛県今治市 |
日本側はアフリカホームタウンは移民政策ではないと否定
上記のように犯罪率が高い国からの人流が増えれば、治安悪化の懸念が出てくるのは当然だ…
しかし、JICAはこれについて下記のように説明をしている。
「多くの人が心配するような移民を多く受け入れることは考えてない」
「一部で発信されているような特別ビザを発行する予定もない」
「文化交流・技術交流が目的なので治安の悪化はない」
「一部で発信されているような特別ビザを発行する予定もない」
「文化交流・技術交流が目的なので治安の悪化はない」
…これらの説明を聞くと、姉妹都市と同じような取り組みしか想定していないというようなニュアンスに聞こえるけど、それならばなぜ「ホームタウン(故郷)」というような呼び方をしてしまったのか疑問にも思えます。
でも…ナイジェリアの報道が日本(JICA)の見解と食い違い過ぎてる!
一方、ナイジェリアはJICAの見解とは大きく乖離した報道をしているとのこと。
SNSなどを経由している情報も多いことと、原文が外国語なので意味合いが変わってくるかもしれないけど、下記のような内容で報道しているみたいです…。
「特別ビザを発行してくれるから移住のチャンスだよ!」(えっ!?)
「日本は少子化で悩んでいるから我々に人手不足解消を求めてきた」(えっ!?)
「日本はナイジェリアに木更津市を故郷として提供してくれた」(えっ!?)
「日本は少子化で悩んでいるから我々に人手不足解消を求めてきた」(えっ!?)
「日本はナイジェリアに木更津市を故郷として提供してくれた」(えっ!?)
正直、完全に日本側と食い違ってます。
全部えっ!?…って感じです。
そしてナイジェリア側はこれを誤りだったと修正していないとのこと。
もしも、ナイジェリアの今回の報道を真に受けて『私はナイジェリアという国から故郷として進呈された木更津市に招かれて移住することになった』…という、いわば客人として移住してくる人が多いならば、日本側に対して生活補助を求めてくることにもなるだろうと思う。
だって、招かれてきてあげてるという感覚ですから。
本人には悪意がなくとも、そういう傾向が出てきてしまうと思います。
結局のところ、JICAアフリカホームタウンはどういうプログラムなの?
日本とアフリカ側での認識の違いは大きい。
原因はナイジェリア政府やメディアの誤解を含む報道にあると考えられます。
ナイジェリアは治安が良くないこと。
そして、経済的にも裕福とはいえないこと。
これらが相まって、政府に対して国民の不満は相当強くあります。
そのため、ナイジェリアは、自国民に対して、「アフリカホームタウン認定」の成果を大きく見せたかったことと、期待が大きかったことから、事実と異なる報道をしてしまったのではないかと思われます。
その裏付けとして、JICAと日本外務省は明確に「移民促進や特別ビザの発行はない」と否定しているし、交流はイベントやボランティア派遣に限定するとのことで意思表示しているとのことで発信しています。
JICAアフリカホームタウンが、移民を推進する政策ではなく、既存の関係を強化する文化・技術交流が目的であって、治安の悪化などには繋がらない…とみられると思うのですが、実際はどうなっていくのか、SNSなどをみてみるとまだまだ不安に感じている人の声は多いようです。
早く、安心できる発表があると良いですね。。
それにしても、ここ最近は街中で外国の方を見かけることが増えましたよね!
私自身は今まで外国の人とお仕事をする機会も多かったから、あまり違和感や不安を感じませんが、ここ最近の急激な変化には驚かされます。
時代と共に変化していくのは自然なことだから、決して、否定的な考えはないですけど、今の子供達が大きくなった時、誇りに思えるような日本であり続けてくれたら良いな…と願うばかりです。