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2025/10/11

ネットバンクの入出金履歴 偽造するとバレる?ヤバいことになる?

10月12日はネットバンクの日

こんにちは!
クールペイです。
 
10月12日はネットバンクの日。
2000年(H12年)10月12日に、日本で初めてのネットバンク「ジャパンネット銀行」が営業を開始したことからこの日が記念日となったそうです。
 
 

国内のネットバンクはどんなのがあるのか?

 
ファクタリングの申請を頂く際、必ずと言って良いほど提出いただくことになるのが事業用口座の入出金履歴。
思い返すと、楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行など、ネットバンクの入出金履歴が圧倒的に多い印象があります。
 
そんなネットバンクの上位10行を預金残高でランキングにしてみました!
 
 

国内ネットバンク 預金残高トップ10

 
1位 :楽天銀行(7.8兆円)
2位 :住信SBIネット銀行(7.1兆円)
3位 :イオン銀行(4.2兆円)
4位 :PayPay銀行(3.5兆円)※推定
5位 :auじぶん銀行(3.9兆円)※推定
6位 :ソニー銀行(2.8兆円)
7位 :GMOあおぞらネット銀行(2.5兆円)※推定
8位 :みんなの銀行(2.0兆円)※推定
9位 :あおぞら銀行(1.8兆円)
10位 :東京スター銀行(1.5兆円)※推定
 
 
イオン銀行が3位っていうことに驚きました!
個人口座として利用している人が多いのか、ファクタリングの申請時に事業用口座として提出されることは少ない印象です。
 
 

各ネットバンクの入出金履歴の取得方法をまとめます。

 
時々、入出金履歴の取得方法が分からずPCの画面を写真に撮って提出いただくこともあるのですが、ダウンロードした入出金履歴の方が内容の確認をしやすいので、この場を借りて操作方法をご紹介したいと思います。(是非挑戦してくださいね!)
 
 
 楽天銀行
入出金明細画面で期間指定→「PDFダウンロード」ボタン。
※最大2年分
 
 住信SBIネット銀行
明細照会→PDFを選択
※999件上限
 
 イオン銀行
取引履歴→エクスポート
 
 PayPay銀行
明細画面→PDFダウンロードを選択
※法人口座も同様
 
 auじぶん銀行
入出金履歴→印刷マークから出力。
※スマホOK。
 
 ソニー銀行
「お取引履歴」詳細→項目指定でダウンロード。
 
 GMOあおぞらネット銀行
入出金履歴→右上の印刷ボタン→PDFを選択
 
 みんなの銀行
アプリの履歴画面→エクスポート
 
※重要
入出金履歴はPDFでご提出ください。
CSVファイルの場合はPDFの入出金履歴を再提出頂く場合があり、二度手間をおかけしてしまう場合があります。
 
 

入出金履歴の改竄は絶対にやっちゃダメです!!

 
ファクタリングの審査を有利に進めようと、ネットバンクの入出金履歴を改竄する事件が稀にあります。
口座残高が多くあるように見せる為だったり、見られたくない履歴があったり…理由は様々ですが、絶対にやっちゃダメです!
 
 

入出金履歴の改竄は犯罪です!!

 
ほんのちょっとの出来心…でも、入出金履歴の改竄は犯罪行為。
下記のような犯罪に該当してしまう可能性があります。
 
 
 私文書偽造罪(刑法第159条)
入出金履歴を偽造したら適用。
ファクタリングの審査時に提出をしなくても偽造した時点で適用される可能性があります。
 
<罰則>
3ヶ月以上5年以下の懲役。罰金なし
 
 
 私文書偽造行使罪(刑法第160条)
偽造した入出金履歴をファクタリングの審査に提出したら適用。
偽造+提出で罪が重なってしまいます。
 
<罰則>
有印私文書(印鑑付き)なら3ヶ月以上5年以下の懲役。
 
 
 詐欺罪(刑法第246条)
偽造した入出金履歴を使ってファクタリング契約したら適用。
書類を偽造してお金を騙し取ったということで罪が重くなります。
 
<罰則>
10年以下の懲役
 
 
(1)入出金履歴の偽造→(2)偽造した入出金履歴で申請→(3)偽造した入出金履歴でファクタリング契約…と、罪が重なり合って重罰になってしまいます。
 
軽い気持ちが取り返しのつかないことになってしまいますのでどうかお気をつけ下さい。
 
 
ちなみに、Photoshopなどを駆使して目視では見分けがつかないくらい精巧に偽造したとしても、ネットバンクからダウンロードされた入出金履歴のPDFは、メタ情報によって真贋判定され、多くの場合バレてしまいます。
 
 

入出金明細に特化した真贋判定ツールもあります。

 
DocuClipperとかが有名ですね!
メタデータだけじゃなく、フォント・ページサイズ、その他付与情報によって、銀行のテンプレートと比較して瞬時に判定できてしまいます。
 
ほかにも、Resistant AI、 Inscribe AI(フォーマット不一致検知)、MoneyThumb(合計検証)なども真贋判定に使えるツールです。
 
これらが、なんと月額数千円という手頃な価格で使える時代です。
恐らくですが、殆どのファクタリング会社が導入しているものですので偽造をしてもやっぱりバレてしまい大変なことになってしまいますから絶対にやめましょう。