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2025/09/08

自社製品改良を応援する助成金「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」

自社製品改良を応援する助成金「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」

こんにちは。
クールペイです!
 
今日は昨日に続き助成金のお話し。
自社製品の改良をすることでもらえる「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」という名称の助成金を紹介したいと思います。
 
この助成金は、公益財団法人東京都中小企業新興公社が主催している助成金で、製品改良のための経費の1/2を受け取れる助成金です。
 

製品改良/規格適合・認証取得支援事業の概要

 
この助成金の目的は自社製品を市場のニーズに合わせるための製品改良をすることで競争力を増していこう…つまりは企業を元気にしようという助成金です!
 
助成限度額は500万円。
助成率は1/2以内。
 
つまり、500万円の経費に対して、最大250万円を受け取ることができます。
 
 

どんな経費が対象なの?

 
大きくわけて2つの助成対象経費に分かれます。
それぞれ、公式HPから抜粋して紹介します。
 
A. 製品改良プロジェクト
製品改良に要する経費<製品改良費>
原材料・副資材費/機械装置・工具器具費/委託・外注費/専門家指導費/産業財産権出願・導入費/直接人件費/賃借料
  
B. 規格適合・認証取得プロジェクト
(1)製品改良に要する経費<製品改良費>
原材料・副資材費/機械装置・工具器具費/委託・外注費/専門家指導費/産業財産権出願・導入費/直接人件費/賃借料
 
(2)規格適合・認証取得に要する経費<規格認証費>
原材料・副資材費/機械装置・工具器具費/委託・外注費/専門家指導費
※規格・認証取得に必要な製品改良に要する経費も助成対象となります。
 
…とのことですが、なんとも分かりにくさを感じますね、、
ザックリ説明すれば、「B」はISOなどの規格認証を含めたプロジェクトで、「A」は製品開発に関する実務的な経費が対象という考えでおおよそ合ってると思います。
 
規格認証に関しては少し複雑な説明も必要なのでここでは省略して、「A」の製品改良プロジェクトについて説明していこうと思います!
 
 

いつまでに申請すればいいの?

 
製品改良/規格適合・認証取得支援事業 審査の流れ
 
申請受付期間は『令和7年10月17日(金)〜10月30日(木)17:00』です。
 
認定された場合、「A. 製品改良プロジェクト」に関しては、令和8年3月1日からヨーイドンで、そこから1年9ヶ月以内で提出した事業計画書に沿った事業を進めていき、必要書類を提出すれば助成金を受け取ることができます。
 
 

具体的にどんなふうに活用できるのか?

 
 バッグなどをつくっているメーカーの場合
従来品に機能を追加するなどの仕様変更をするうえで、試作品開発をしたり、第三者機関を通じて製品試験などをする場合の経費も、一定の条件をクリアしていれば助成金対象とすることができます!
 
 オンラインサービスの提供事業者の場合
システム処理能力を増強するためのレンタルサーバーやクラウドサービスなどを導入する場合も助成金の対象経費となり得ます。
ただし、助成対象外となるケースも多いようなので事前に聞いてみたほうがいいかもです。
 
 健康食品メーカーの場合
外部の専門家から製品に対して指導をしてもらったり評価をしてもらったりする経費も対象となるようです。例えば、「内科医監修のサプリメント」というような感じで製品の安全性を伝えることができれば、その後のお買い求めも増えそうですね!
 
 アイディアの光る新製品の発売に備えて
例えば、自社のアイディアを実用新案権や特許権を申請するための費用を対象経費とすることができます。特許申請って数十万円以上かかるので諦めてしまう事業者も多いと聞きますが、この助成金を活用したら負担を軽減できそうですね!
 
 直接人件費も対象とすることができるみたい!
この助成金は製品改良に従事する直接人件費も経費対象となるところ!HP上の説明では詳しくわからなかったのですが、すでに雇用している従業員を対象にできるとのこと。
色々条件がありそうだけど、製品開発担当者の人件費が申請対象となりうるか聞いてみるのはいいかもしれません!(人材派遣はNG)
 
 
自社製品はとっても良いものなのに、競合の製品と比べて、ここが負けてるんだよなー・・・とお悩みの事業者様はこれ活用したら競合事業者に勝てるかも!?
 
是非とも詳しく調べてみてください^^
 
 
製品改良/規格適合・認証取得支援事業について詳しくはこちら↓
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/kairyo.html