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2025/10/22

とうとうアイスランドが陥落!?蚊ゼロ神話崩れる。

とうとうアイスランドが陥落!?蚊ゼロ神話崩れる。

こんにちは!
クールペイです。
 
アイスランドといえば、火山・氷河・オーロラ…と、なんだか雄大で神秘的な自然が美しい国という印象。
 
そんなアイスランドですが、「世界で唯一蚊のいない国」としても知られていました。
 
…しかし、とうとう、そんなアイスランドにも蚊が襲来してきたようです。
 
 

アイスランドで蚊が3匹発見される!!

 
今日のニュースにて。
3匹の蚊が発見されたことでニュースになったアイスランド。
 
「たかが蚊じゃないか!」
 
と思う人もいるかも知れませんが、これ本当に大ニュースなんです!!
 
だって、未だかつて、アイスランドは蚊が存在しない国だったのですから。
 
…歴史上はじめて発見されたアイスランドの蚊。
これは、なにか世界の大きな変化の予兆なのかも知れません。
 
 

なんでアイスランドには蚊がいなかったの?

 
蚊が生息しない唯一の国(だった)アイスランド。
他の国はもれなく蚊が飛び回っているというのに、なぜアイスランドだけ??そう思いますよね。
 
これは、ビザが取れなかったとか、渡航許可がおりなかったとかそういう理由じゃありません!(誰も思わん)
 
実は、アイスランドの自然環境にその理由があります。
 
極端な寒冷気候のアイスランド。
夏でも気温が低く、冬は凍てつく寒さ。
 
更に、湿度が低く、蚊の幼虫が育つための暖かく湿った水辺はほとんど存在しませんでした。
 
こういった、自然環境によって蚊が生息することがなかったというわけなのです。
 
 

じゃあ、なんで突然蚊が3匹発見されたの?

 
直接的な侵入経路ははっきりしていませんが、専門家によると、船舶や貨物コンテナ経由じゃないか?‥との指摘。
 
海外から運ばれた荷物の中に紛れ込んだ蚊が、アイスランドで生き延びてしまったと考えられています。
 
ただ、今までだって、輸入品は沢山あったわけですから、今回に限ってアイスランドに定着してしまったことにもきっと意味があります。
 
その理由は、地球温暖化によって蚊が適用しやすく鳴ってしまったのではないかと言われています。
 
…そして、地球の温暖化は進行中。
もしかすると、今後、アイスランドで蚊が増えていく可能性もあるから心配です。
 
 

蚊が生息することでアイスランドはどう変わるのか?

 
蚊の定着によってアイスランドはどう変わるのか?
正直、メリットは殆どないけど、無理やり、メリットとデメリットをまとめて紹介しようと思います。
 
 メリット
 
・食物連鎖の基盤となる可能性
蚊の成虫や幼虫は、鳥、魚などの餌になり、それらの動物たちの栄養源になる可能性があります。
 
・水質浄化効果があるかも?
蚊の幼虫であるボウフラは、水の中にある有機物を分解して食べます。それによって、水辺の汚れを減らして水質改善効果が期待できると言われています。
 
※ただ、アイスランドの雄大な自然は蚊がいない前提で成り立っていたので、これら効果がプラスとばかりはいえないかも知れません。
 
 
 デメリット
 
・住民たちが蚊に刺されてしまう。
今まで蚊が存在しなかったアイスランドの住民たちは、虫よけスプレーなんて持っていませんから、蚊に刺されまくってしまいそう。
 
・大敵がいないことで大量発生も?
蚊はアイスランドに今まで存在しなかったわけですから、それらを捕食する動植物の存在はすくなく大量発生の可能性も危惧されます。
 
・深刻な病気が蔓延する可能性
蚊を媒介にしてマラリアなどの感染症が蔓延する恐れがあります。これが一番の脅威に思えますね。
 
 
蚊という小さな存在が鳴らす警笛。
世界が大きく変わるシグナルに思えるのは私だけでしょうか?
 
心配…ですね。