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2025/10/23

ガソリン補助金増額!1Lあたり25.1円も安くなる?

ガソリン補助金増額!1Lあたり25.1円安くなる?

こんにちは。
クールペイです。
 
ここ最近、なんでもかんでも値上り…。
生活するのも楽じゃなくなってきたように思えます。
 
そんななか、ガソリン補助金の増額が話題に!
なんと、ガソリンの暫定税率相当にあたる1Lあたり25.1円の補助金を出してくださるとのこと!!
 
まだ決定はしてないけどこれは期待!!
 
 

そもそもだけど、ガソリンにはどんな税金がかかってるの?

 
毎日車を運転する方にとってはガソリンの高騰は深刻ですよね…。
そんな値上りし続けるガソリンにはどんな税金がかかってるかご存知でしょうか?
 
 
 ガソリンにかかる3つの税金
 
ガソリンには3種類の税金がかかります。
一つずつ説明していきます。
 
1. ガソリン税(本則税率) 1Lあたり28.7円
ガソリンにかかる通常の税金。
 
2. ガソリン税(暫定税率) 1Lあたり25.1円
道路工事やインフラ整備が目的の税金。
 
3. 消費税 金額に対して10%
 
 

つまり、1Lあたりのガソリン代が「170円」だった場合…

 
(ガソリン代 170円)+(本則税率 28.7円)+(暫定税率 25.1円)=223.8円
 
この時点で、もともと「1Lあたり170円」だったガソリンが、「1Lあたり223.8円」になっちゃうんです!!
 
更に…ここに消費税!!!!
223.8✕1.1= 246円
 
なんと、ガソリン代はもともと170円だったのに、1.5倍ほどになってしまうのです!!
 
 

暫定なのに居座り続ける憎いやつ。

 
もちろん、国内のインフラを整備するために、何事も税金がかかってくるのはある程度仕方ない。
 
しかし、1Lあたり25.1円の暫定税率は、1970年のオイルショックの時に、『一時的な』道路工事をするためのお金を集める為に始まったもの。
 
2025年。
今はオイルショックの影響なんてとっくになくなってるのに、未だに暫定税率が居座っているという謎。
 
更に、1970年当時、暫定税率と一緒に決めたはずの「トリガー条項」は機能せず。
トリガー条項っていうのは、ガソリン代が3年連続で160円超えてたら暫定税率をなくすっていう内容なんだけど、今はバッチリこの条件満たしてるにも関わらず、何故か暫定税率が取られてる…。
 
 

なんで暫定が定番になってんだよ!…という不満の声に対して

 
今回、そんなみんなの不満の声に押される格好で、暫定税率と同額相当である1リットルあたり25.1円を補助金で補填するとのこと。
 
補助金は、政府(経済産業省)から、石油元売り会社(ガソリン屋さん 例: ENEOSや出光興産など)に支給されるんだけど、これはガソリンの販売価格から値下げすることが義務付けられているので、結果的にみんながガソリンを買う時の値段が安くなるって仕組み。
 
そもそもいえば、暫定税率を廃止すればいいじゃん…って誰もが思うけど、廃止するのは時間がかかるから、ひとまず補助金でカバーって感じみたい。
 
なにはともあれ、ガソリンが安くなるのは嬉しいですね!!
これで、運送業の方とかはちょっと負担が軽くなりそう^^
 
それに、値上がりし続ける送料もちょっと安くなったら、ネットショップの運営者にも恩恵がありそう!
 
 
正直、今回のニュースでガソリン税のこと初めて調べて知ったけど、税金ってなんだか分かりづらくて複雑ですね^^;