2025/10/31
人手不足が深刻な整備士業界。どうすれば人が集まるか?

クールペイです。
人手不足に苦悩する車の整備業界。
特に、小規模な整備会社は打撃を大きく受けている現状、どのように人を集めて経営を改善していけばよいかを書いていきたいと思います。
整備士業界がいかに人手不足か?
日本経済の屋台骨を支える自動車業界。
その一翼を担う自動車整備士の現場では、深刻な人手不足が叫ばれています。
2025年現在、厚生労働省のデータによると、自動車整備士の有効求人倍率は5.28倍に達しています。
これは、求職者1人に対して5件以上の求人が存在するという異常事態。
全産業平均の約4倍を超えるこの数字は、単なる数字以上の意味を持っています。
実際、10年間で整備士数は約1万2千人も減少していて、令和5年度時点で33万1千人まで落ち込んでいる深刻さとのこと…。
平均年齢は47.2歳と高齢化が進み、このままでは、整備業界の未来も危うく思える今日このごろです。
また、人手不足が引き金となり、整備士の仕事が過酷差を増している事実もあるようです。
SNSのX(旧Twitter)では、「どの業界も人手不足だけど、自動車整備は特にきつい。時々お昼も食べずに帰宅する日々だ」というような整備士たちの投稿が多くあり、現場の過酷さを物語っています。
折角採用した人材も激務に耐えられずにやめていってしまい、ますます人手不足が加速するという悪循環が繰り返されている現状…。
なんとか打破しなければ、いけないと強く思います。
待遇に差が。大手ばかりに整備士が…
整備士の人手不足の直接的な要因は「待遇の格差」です。大手ディーラーと中小整備工場の間で年収差が100万円以上開いているという現実。
ディーラー整備士の平均年収は約480万円。
一方、民間整備工場の場合は規模によって大きく異なり、小規模(従業員5名以下)で300~380万円、中規模でも350~400万円止まり。
更に、大手ディーラーは福利厚生が充実していて、研修制度や最新設備が整うため、若手が集中しています。
Xの投稿でも「大手に行けば安定するけど、中小は手取り18万で43歳。誰も残らない」との嘆きが目立つ。
そして、この格差は、労働環境の差にも表れていて、大手はシフト制や残業手当がしっかりしているが、中小は「3K(きつい、汚い、危険)」のイメージが抜けず、初任給12万円台の求人が横行。
資格取得支援も大手の方が手厚く、結果、優秀な人材は大手に流れる悪循環を生んでいます。
民間工場の年収がディーラーより110万円低いデータからも、待遇の壁が人材の偏在を招いていることは明らかで、業界全体の平均年収は426万円程度だが、これは大手の数字が大きく引き上げている格好になっています。
これだけの差があると、中小が人を集めることは至難の業と言わざるを得ません。
小規模整備会社が陥る人手不足による悪循環。
小規模整備会社にとって、人手不足は単なる数字の問題ではありません。
まず、人手が足りないと1人あたりの業務量が増えて激務に陥り、残業が常態化してしまいます。
修理の質は低下し、それが引き金で顧客離れを招いてしまう。
当然、売上が落ち込んでいき、賃金アップや設備投資ができず、さらに離職者が増えるという悪循環に陥りやすく状況は深刻です。
この悪循環は、資金面で更に加速する傾向があります。
小規模会社は売掛金の回収に時間がかかりキャッシュフローが悪化しやすいです。
結果、ボーナス支給が遅れ、モチベーションは低下。
国土交通省の調査でも、賃金・労働条件が人手不足の要因として38.7%を占めていて深刻です。
高齢化も拍車をかけ、ベテラン1人の引退で工場が回らなくなるケースが続出。
まさに、ドミノ倒しのように崩れゆく中小現場。
今放置してしまえば、整備業界全体の崩壊すら危ぶまれると感じています。
資金調達をして人手不足を解除!
当社は整備会社オーナー様を応援します!!
私達は、そんな悪循環を断ち切る鍵は資金調達にあると考えています。
そして、私達が提供しているファクタリングによる資金調達は、小規模な整備会社に呈していると考えています。
ファクタリングとは、売掛金(顧客からの未入金請求書)を売却することで、即座に現金化する資金調達方法です。
銀行融資のように手続きに時間がかかることもなく即日資金化ができます。
更に、担保不要。更に、借入ではないため負債が増えず、信用情報に影響しないことも魅力です。
そして、独自の審査内容のため、金融機関の借入れで断られた整備会社様もご利用頂けるケースが多くあります。
これは中小企業の資金繰りを劇的に改善できる一手であると考えます。
しかし、従来のファクタリングでは、手数料負担が重くかかり、経営を圧迫することが多々ありました。
当社の運営するファクタリングサービスCoolPayでも、やはり手数料はかかるのですが、前述のような、整備業界全体の苦境を考慮して手数料をなるべく低くサービス提供できるよう努力しています。
見積り後、見送っても構いませんので、ぜひ一度、査定金額だけでも確認してみませんか?
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